牛の思い出

卒業論文で牛の脳波を測定していました。脳波計はデリケートな機械であり、屋外では使用できません。牛を研究室内の電気的にノイズの入らない部屋に入れ、牛の頭に電極を装着し、牛が落ち着くのを待ち測定開始です。測定した脳波は、紙に記録するのと同時に磁気テープに記録し、コンピューターで解析し数式に変換します。

獣医学領域で脳波の研究は少なく、牛の脳波は特に少ないものでした。貴重な研究ですが、訳も分からず研究していました。

 

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コメント: 2
  • #1

    ちゃたろう (水曜日, 13 1月 2021 19:23)

    研究室に入った牛は大人しかったですか?
    頭に電極を装着するとなると、人間でもドキドキしてしまいそうです。
    脳波を測定するなんて興味深いですね。

  • #2

    小原公成 (水曜日, 13 1月 2021 21:06)

    ちゃたろうさん、コメントありがとうございます。
    さらっと書きましたが、一つ一つが大変でした。牛は大人しくはしません。
    電極もハンダゴテを使い手作りし、フーリエ変換という工学部が使う数式も勉強しました。
    指導してくれた先生方に感謝です。