宮本輝の小説「青が散る」は、自身のテニス中心の大学生活をモチーフとしています。正々堂々としたきれいなテニスを目指す主人公、椎名燎平は王道を掲げます。二流でも、とにかく勝つテニスを目指す貝谷朝海は、邪道を掲げます。
最近の版では、貝谷の邪道は、覇道に直されています。王道の反対語は覇道であり、邪道の反対語は正道です。もちろん、そうなのですが、私は邪道の方がしっくりします。若者が反対語を間違えていても、それは納得できます。
テレビドラマでは、貝谷朝海を遠藤憲一が演じています。主題歌は、松田聖子、「蒼いフォトグラフ」です。
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